やすだに暮らす/暮らす人々の横顔

安田川ほたるの里河川公園
花ボランティアグループ

小島重二さん・忠子さん夫婦

町内外から大勢の方が公園に来ますので、
きれいな花を楽しんでもらいたいです。

川の中州を利用して作られた「安田川ほたるの里河川公園」にはもう一つの名前があり、「花と香りの公園」と呼ばれています。この公園は年間を通じて花が咲き、整備されているのです。県道沿いにあるので移動中に休憩する人や、県外からの観光客、釣り人に憩いの時間を与えています。 この公園が「花と香りの公園」と呼ばれる理由は、安田町に住む小島さんご夫婦をはじめ、6組の花ボランティアグループが参加して、丁寧に公園の草木を管理してくれているからです。活動費は草木の種代だけというので、本当に地域が好きでないとできないボランティア。代表して小島さんご夫婦に話を伺いました。

「このボランティア活動は約10年前からスタートしましたね。当初はもっと参加者もいましたが、今は6グループです。ここの公園は年間でいうと人がたくさん来ますから、キレイにしてないと恥ずかしい、そんな思いです。やっぱり昨年より悪くなったといわれるのは嫌ですしね(笑)。もちろん皆さん自分の仕事を抱えていますから、季節によっては朝早くいったり、朝晩仕事して日中にしたり、それぞれですね。」

インタビューしている最中も雑草があればひょいっと取る小島さん。その姿は自然体で、常に公園のことを気にしているようです。

「珍しい花があったら貰ってきて、家で育てますね。それを自分らで起こしてここへ持ってくることもありますし、種を蒔く場合もあります。今は花がついていませんがケイトウ(鶏頭)も自分で起こしたし、これからコスモスをしようと思っています。9月末ぐらいから花が咲き出すし、キレイになりますよ」。

夏は雑草も生え、水かけも多くしないといけません。それでも「安田町が依頼して始まったことだから出来るだけ精一杯したい」と小島さん。このような地道な活動をしてくれている方々がいるからこそ、花の公園であり続けることができます。地域で支えてくれる人が安田の財産です。

安田川ほたるの里河川公園はホタルとの共生を考え安田川の中州に作られた親水公園。美しい花とともに、6月上旬ごろになると多くのホタルが見れます。

小島忠子さんはかづら細工で個展を開いたこともある名人。お部屋にも、たくさんの作品がありました。

安田川ほたるの里河川公園
高知県安芸郡安田町大字内京坊23MAP
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